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【結婚式】男のクラッチバッグ(セカンドバッグ)はダサいのか? フォーマルで使えるバッグとは

2022年3月9日

皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。

フォーマルな装いにピッタリな「クラッチバッグ」。
ただ、「ダサい」や「時代遅れ」などの意見も聞こえてきます。

フォーマルでも使える、クラッチ(セカンド)バッグとはなんでしょう。
まとめてみます。

クラッチバッグとセカンドバッグの違い

クラッチバッグ

まずは「クラッチバッグ」について、おさらいです。

「クラッチバッグ」とは肩ヒモや持ち手(ハンドル)のついてないハンドバッグの総称です。

「セカンドバッグ」とも呼ばれておりましたが、どちらもイコールで違いはありません。

ポイント

バッグとしては同じ意味になりますが、一般的にはクラッチバッグ「マチなし、薄マチ」セカンドバッグ「マチ有り」のようなイメージで世間に浸透しています。

基本的に流行(ブーム)は繰り返します。

最初の流行は「セカンドバッグ」になり80年代~90前半になります。

ヒロ

まさに「バブル」の時代ですね!

セカンドバッグのブーム終焉後、2013年(?)〜「クラッチバッグ」と名称を変え再ブームへ。

現在一過性のブームは過ぎてますが、バッグのジャンルとして定着しています。

以下の章で、もう少し突っ込んで解説します。

クラッチバッグとは

clutch=(掴む、握る) bag から命名されています。

2010年代前半~からの再ブームですが、セカンドバッグとの1番の違いはマチ(厚み)です。

「マチなし・薄マチ」が基本で厚みは1cm程度
これは諸説ありますが、持ち物が変化した事か影響していると言われています。

ヒロ

「携帯電話」 → 「スマホ」の流れですね。

スマホが誕生して持ち物が減り、大きなバッグ必要なくなりました
極端ですが、カメラ・時計・メモ帳・CDプレイヤーなど・・・「スマホ」があれば完結。

クラッチを筆頭にですが、サコッシュやウエポ(ウエストポーチ)も含め、小さなバッグが現代の主流となりました。

セカンドバッグとは


元々は「バッグ イン バッグ」のように、大きめのバッグに入れ補助的に使っていたサブバッグになります。

ちなみに起源は「second(2つ目の)」bag(カバン)」と言う、和製英語から命名されました。

ポイント

「クラッチバッグ」が日本で「セカンドバッグ」として発売されたのが最初とされています。

セカンドバッグの特徴はマチがしっかりあり、厚めの荷物も収納可能です。

ただ、メーカーにより解釈が異なるのであくまでイメージになります。

クラッチバッグは「持ち手(ハンドル)がない手で掴むバッグ」とされますが、セカンドバッグは「持ち手」が付いてるアイテムも多く線引きは曖昧です。

ヒロ

明確に「ここが違う!!」とかないんですよね。

なぜ、クラッチ(セカンド)バッグが「ダサい」と言われるのか

「セカンドバッグ」→「クラッチバッグ」と時代は流れ、見た目も違うのになぜかダサいバッグと一部で言われています。。

セカンドバッグはその利便性から、バブル期に多くのお金持ち(?)男性が手にしました。
時代の象徴のようなバッグだったんですね。

しかし、バブル崩壊辺りの頃からは「ヤンチャ」な方々に好まれイメージとしては「金融屋」・・・いつしか「おじさんの休日バッグ」にまで、地位が落ちてしまいました。

このイメージが払拭できないのか、「クラッチバッグ」として再流行した際も「 チャラついてる」や「イキってる」など一部で言われ続けています。

ダサいのか否かで言えば、バッグそのものはダサくはありません

むしろ、バッグインとしても使えるので便利なジャンルだと思います。

ただ、無難なバッグとも言えないので、「普段使い」ではバッグが浮いて悪目立ちする可能性は否定できません

ヒロ

コーディネートが難しいかもですね。


ダサいとは言わせない!! メンズ向けクラッチバッグの選び方

普段使いでは合わせるのが難しいかったりする「クラッチ(セカンド)バッグ」。
ですが、一つ持っておくと役立つシーンがあります。

それが、冠婚葬祭などのフォーマルシーン

男性は「手ぶら」が基本とされてますが、スーツの内ポケットに財布やふくさを入れると「シルエット」が崩れて美しくありません

そんな時に役立つのがクラッチ(セカンド)バッグです。
フォーマルシーンでは以下の基準で選んでみましょう。

  • A4以下のサイズを選ぶ
  • 色は黒を選んでおけば失敗しない
  • 素材は革 ただしアニマル柄はNG

A4以下のサイズを選ぶ

冠婚葬祭のシーンでは「ふくさ」を持ち歩く事が多くなります。

ご祝儀やご香典を包む袋「ふくさ」。
素材はピンキリですが、サイズは平均して12cm×20cm程度

クラッチバッグへの収納を考えると・・・A5サイズ(14.8cm×21cm)を基準に探しましょう。

A4(21cm x 29.7cm)サイズを基準にすると少し大き過ぎます

注意ポイント

バッグの収納サイズは「外寸」ではなく「内寸」をチェックしましょう。
一般的に内寸は1〜3cm程、外身より小さくなります。

ヒロ

収納したいアイテムのピッタリサイズではなく、「+1~3cm」のバッグを選択した方が収納にゆとりが出て安心です。

フォーマルシーンではA5サイズが収納できる大きさで充分。

また、「薄マチ」を選ぶのもポイント。

小脇に抱えた時に見た目が綺麗ですし、着席した際、「背もたれ」や「膝の上」に置いても邪魔になりません

色は黒を選んでおけば失敗しない

結婚式などの「フォーマルシーン」ではスーツを着用する事になります。

スーツとの相性を考え、黒、ネイビー、ブラウンなどの「ダークトーン」のクラッチバッグをチョイスしましょう。

この時、派手なカラーや柄物は浮いてしまう可能性があるのでNG

基本的には男性はシックな落ち着いたカラーを選択しましょう。

中でも「ブラック」を選んでおけば、変に目立つ事もなく間違いありません

ヒロ

「結婚式」だけでなく「葬儀」でも使えるのでやっぱり「黒」ですね。
一つ持っておくと安心です。

素材は革 ただしアニマル柄はNG

フォーマルシーンにおける男性のクラッチバッグの素材は「黒の革」が理想です。

基本的に冠婚葬祭では「革」を選択しておいたほうがいいでしょう。

例えば「ナイロン」は便利な素材ですが革と比べると、どうしてもカジュアルに見えてしまいます。

また、革といってもアニマル柄はNG

クロコ型押し、ハラコ、ファー素材などなど・・・

このマナーは男女関わらずですが、お祝いの席で殺生をイメージさせる素材はマナー違反とされています。

一昔前に比べマナーは緩くなったとされますが、フォーマルシーンでは変に個性を出そうとせず、無難なアイテムをチョイスした方が安心です。

ヒロ

「黒の革・無地・A4以下」でシンプルなアイテムを探しましょう。

クラッチバッグに財布が入らない時どうするか??

長財布



結婚式での最低限の持ち物考えると・・・
「ふくさ(ご祝儀)・ 招待状・ 財布・スマホ・ハンカチ(ティッシュ)」辺りでしょうか。

後は「鍵」だったり「常備薬」が必要な人もいるかともいます。

ただ、A5サイズ基準(14.8cm×21cm)の小さめクラッチバッグを使っていると、長財布の収納が難しい時があります。

ヒロ

一般的な長財布は、おおよそ(H10cm×W19.5cm)が平均的なサイズとなります。

縦横比では収納できそうに感じますが、クラッチバッグはマチ(厚)がありません。

「財布を収納したら膨れ上がってパンパン・・・」など、ありがちです。

いくつか解決策を提案します。

  • クラッチバッグを財布代わりに使う
  • マネークリップで最低限を持ち歩く
  • フラグメントケースを使用する

クラッチバッグを財布代わりに使う


どちらかと言えば、「セカンドバッグ」に近いアイテムになるかと思います。
お財布バッグのようなジャンルですね。

内ポケットにカード収納や、小銭ポケットが設けられており、そのままお財布として使えます
もちろん普通のバッグとしても使用可能。

クラッチバッグ 財布」などと検索すると出てきますが、形や材質によってはアリかなと・・・

ただ、難しいですね。
例の「ダサい!!」問題と紙一重な気がします。

お洒落な人、是非に。

マネークリップで最低限を持ち歩く

マネークリップと言えば、紙幣を束にして挟んで携帯するアイテム。
なんとなく、お金持ちが使用するイメージの小物でした。

しかし、最近はキャッシュレス化もあり少し事情が違います。
クリップ単体ではなく、二つ折り財布として使えるタイプが人気です。

「折り財布」に「マネークリップ」が組み合わさったフォルムになり、厚みは1cm以下
最低限のカードを収納し、紙幣はクリップでまとめます。

薄マチでスマートな印象、スーツスタイルにピッタリなお財布です。

ヒロ

背面に「小銭ポケット」があるタイプならお釣りも収納できますね。

フラグメントケースを使用する

フラグメントケースとは、薄型のカードケースをベースにした革小物
最大の特徴は外側に付けられたカードポケット

数枚のカードと一緒に現金(お札・小銭)も収納できるポケットもついています。

普通の財布と違い、あくまでカード収納がメインになり現金収納は補助のような位置付け。

薄く、コンパクトな作りでカードケースを大きくしたようなサイズ感です。

2018年辺りからジワジワと流れがきており見た目のシンプルさから、フォーマルシーンでも人気のコンパクトウォレットです。

ヒロ

女性向けアイテムが多かった印象ですが、最近はメンズラインもよく見かけます。

まとめ

フォーマルシーンでのクラッチ(セカンド)バッグ問題についてまとめてみました。

繰り返しになりますが、「クラッチバッグ」その物はダサくありません。
ただ、イメージが一人歩きしちゃったんですよね・・・

キャッシュレス化が進む現代では、使いやすいバッグの一つであると思います。

参考になれば幸いです。

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