皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。
本日はキーケースについて書いてみます。
キーケースに「リングとフック」がついていますが、それぞれの用途を知っていますか。
目次
キーケースとは
「キーケースとはなんですか?」
↑↑ このような質問がきたら正確に答えられますか?
キーケースとキーリング、さらにはキーホルダーやキーチェーン。
鍵を持ち運ぶと言う目的は同じです。
違いは、名前の通り入れ物(ケース)と言う事。
キーケースは鍵を包み、傷や汚れから保護する役割があります。
書き出してみると、当たり前のことなのですが意外と分からなかったりしますね。
キーケースが入れ物だという事がわかりました。
それでは本題のフックとリングの使い分けについてです。
キーフックとキーリングの使い分け
結論から言ってしまうと、
キーリングもキーフックも用途は同じ、鍵を持ち歩く事です。
ですが、写真のような三つ折りタイプのキーケースは設計する時に
- キーフック : シリンダーキー(一般的な鍵の事)
- キーリング : スマートキー
という、使用用途でデザインしている事が多いです。
キーフック
キーフックは対応できる鍵の厚みが、1cm以下の場合が多いです。
一般的なシリンダーキーのキーヘッド(鍵の頭)の厚みが5mm以下なので、1cmもあれば充分事足ります。
ただこれが、スマートキーとなると、厚みが1cm〜の物が多い為、キーフックに挟む事が難しくなります。
もし、キーフック側にスマートキーを取りつけたい場合、フックとスマートキーの間にリングを挟むようにしましょう。
また、スマートキーにも傷が入ってしまうのでやめましょう。
キーリング
そこでキーリングが活躍するわけです。
そもそも、三つ折りタイプのキーケースにキーリングが付くようになったのは、ここ数年の話。
それまでは三つ折りキーケースといえば、キーフックのみが定番でした。
キーリングが付くようになったのはスマートキー化が進み、キーフックのみでは収納が難しくなった事が要因の1つと言われています。
各メーカーにより、デザインの意図や用途は異なりますが、少なくとも僕の勤務先のメーカーではこの認識になってます。
キーケースを腰から下げるのはありか?
キーリングの用途として、ベルトループやキーチェーンを取り付けて腰からぶら下げる使い方ができます。
便利な使い方なんでお勧めの使い方なのですが、アイテムによってはやらない方がいいです。
特にハイブランド系のキーケースでやってはダメです。
一気に安っちく見えます、ブランドの良さが台無しです。
(ヴィ○ンとか多いですよね・・・イキりたい高校生みたいなのでヤメましょう。)
ハイブランド系のキーケースはカバンに収納することをお勧めします。
スマートキーがキーケースからはみ出る
これはもう、どうしようもありません。
使ってるキーケースとスマートキーの相性が良くなかったといことです。
スマートキーの形状は車メーカー事に大きさが異なるので、それらを踏まえた上でキーケースを選びましょう。
そんな中でも僕のオススメの形状のキーケースをいくつか紹介します。
ファスナータイプ
スマートキー、シリンダーキー全体を革で覆うイメージです。
これならスマートキーがはみ出す心配はありません。
ラウンドファスナー、L字タイプがのアイテムがあります。
大きく開き、容量もあるので鍵の本数が多い人にオススメです。
マルチケース (マルチキーケース)
マルチケース = 複数、多様の名前の通り様々な使い方ができる万能ケース。
イメージで言うと、『コインケース + パスケース + キーケース = マルチケース』
一体型キーケースと考えて貰えれば、分かりやすいかと思います。
画像のアイテムは、お財布+キーケースのような作りになっています。
荷物を減らしたい人にオススメです。
まとめ
キーケースのフックとリングの違いについて書いてみました。
最初に書きましたが、フックもリングも鍵をつける事で、用途は同じになります。
設計の段階でデザイナーはお客様の使用イメージを抱きながらデザインしますが、お客様の手に商品が渡った時点で使い方は自由です。
一番使いやすい方法を探してみてくださいね^^