皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。
皆様、電車や訪問先などでバッグの置き場所に困ったことありませんか??
床に直置きしたくない時の対処法について書いてみます。
目次
バッグは床に置くのがマナーとされている
ビジネスマナー上、「バッグは床に置くもの」とされています。
訪問先では、「自分が座る椅子の横」に置くのが正解。
その為、デスクの上にバッグを置くのは、マナー違反。
バッグの底は地面と触れる事があり、考えようによっては靴の底と同じです。
ですから、空いてる椅子の上に置くのも基本的には間違い。足下に置きましょう。
ですが、どうしても床に直置きしたくない場合もあるかと思います。
その場合、どうしたらいいのでしょう。
バッグを床に置きたくない場合の対処法
「マナーだと分かっていても、床に置くのがイヤだ・・・」
最近は新型コロナウイルスの流行もあり、
「床が汚れているかも知れない、ウイルスが付着しているかも知れない・・・」
と、余計に神経質になってしまうかも知れません。
綺麗に磨かれた床でも、目に見えない物はわかりません。
そんなモヤモヤを少しでも解消できる方法を考えてみます。
底鋲ありのバッグにする
底鋲 = 「そこびょう」と読みます。
底鋲とは、バッグの底についている4つ、または、5つの金具の事を指します。
単なる飾りとしての鋲もありますが、底上げ目的でつけられている事が多いです。
底鋲の役割は、バッグを地面に下ろしたときのバッグの保護。
バッグの底を「擦れ・汚れ・雨」、などから守る事ができます。
接地面が底鋲だけで済むので、バッグの底が床と設置する事がありません。
地面にバッグを置くシーンでも、バッグ本体は床と触れてないので底鋲だけ綺麗にすればOK。
ただ、バッグの底に「底板」が入っていなければ、中身の重みで底が地面に接地します。
しっかりとした底板が入っており、鋲の高さが最低でも5mm~は欲しい所でしょう。
カスタマイズ用のパーツもあり、自分で後付けも出来ますが、バッグに穴を開けることになるので確実なのはプロに相談です。
購入店、またはリペアショップ、いわゆる服やバッグの「修理屋さん」に相談すればいいでしょう。
相場はバッグによってピンキリですが、僕の勤務先を例にすると3〜6千円位です。
バッグの保護にもなるので、取り付けて損はありませんよ。
バックハンガーでバッグを吊す
デスクや椅子のほんの少しのスペースに、取り付けてバッグを吊り下げる方法です。
例えば画像の「Clipa」。
ちょっと大きめのキーリングみたいなアイテムですが、15キロ迄吊す事が出来ます。
キーホルダーの様にカバンに下げておけば、役立つ事間違いなしのアイテム。
シンプルな見た目なのでビジネスシーンでも違和感なく使えるでしょう。
「バッグを床に置かない」、という意味では一番のアイテムかも知れません。
電車の中でバッグを床に置いていいのか
では、シーンを変えて電車の中ではどうでしょう。
便利とはいえ「バックハンガー」は電車の中では使えません。
それに満員電車だった場合、床にバッグを置いていいでしょうか。
答えは「NO」。
公共交通機関は様々な人が利用する為、バッグの置き方ひとつとっても周囲に配慮が必要です。
バッグを床に置くと「通行の邪魔になってしまう」、可能性があります。
また、「誰が何処を歩いていたのか」、もわかりません。
極端な例ですが、バッグを置いた場所に、酔っ払いが嘔吐してたかも知れません。
公共交通機関は多くの人が利用します。
それだけ汚れがついていると思った方がいいでしょう。
電車の混み具合など、シーンによりますが基本バッグは網棚の上。
座席に座る時は膝の上に置きましょう。
無用なトラブルを避ける為にも網棚の上へ
電車の中では、些細な事からトラブルに発展する事があります。
例えば・・・
- 「足下に置いていたバッグに足が掛かった!」
- 「肩がけのバッグが体に当たって痛い!!」
- 「リュックが邪魔!!!」
などなど。
公共の場ではさまざまな人が居る為、考え方も十人十色。
「自分の考えが絶対!!」のような、めんどくさいタイプの人もいます。
そんな意見に、いちいち耳を傾ける時間が無駄ですし、関わる方が損です。
下記の外部記事にもありますが、満員電車内でバッグの持ち方に正解はありません。
無用なトラブルを避ける意味でも、棚の上に置くのが正解ではないでしょうか。
まとめ
バッグの置き方について書いてみました。
ちなみに底鋲がついていたとしても、バッグが自立出来なければ意味がありません。
底板が入っていても、柔らかい素材のトートバッグなど、倒れてしまいます。
そんな時に面白い便利アイテムがあります。
「カバンの骨」と言いまして、文字通りバッグ用の骨格で柔らかい素材のバッグも「シャキッ」と自立をしやすくするアイデア商品です。
なかなか目の付け所が面白いアイテムです。
バッグの置き方に悩んでる人には、お役に立てるアイテムかも知れません。
財布やバッグを製造している、皮革製造メーカー勤務のWEB担当です。
革職人さんやデザイナーさんから得た革製品の知識と、勤務中に得たネットショップの事を書いています。