皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。
僕のメーカーでは最近、長財布の売り上げが下降気味です。
どのような背景があるのか考えてみたいと思います。
キャッシュレス化が進み外出時の荷物が減った
昨今、財布が小さくなってます。
キャッシュレス化が進み、財布その物が小さくなっているのが原因です。
スマートフォンさえ持っていれば決済ができる時代になっており、大きな財布は必要なくなりました。
それに合わせて、バッグも小型化。
サコッシュなどが流行していますよね。
「荷物はとにかく少なく、身軽に動きたい。」
そんな人が多いのではないでしょうか。
今の時代に求められる財布の特徴とは
財布に求められるニーズはなんでしょうか。
僕のメーカーでも大容量を売りにした財布が売れていました。
ですが、感覚でいうと2016〜辺りから徐々に長財布から短財布(ミニ財布)へと売れ筋じがシフトしていきました。
ここ数年で起きた、ブームや現象が下記
- ミニマリストブーム
- ノームコア(究極のシンプル)
- キャッシュレス化
まとめると、シンプル化が進んだということではないでしょうか。
それではこれからの時代、お客様はどのような財布を求めているのでしょうか。
コンパクト
何よりこれです、コンパクトである事。
カードは5〜6枚も入れば十分、小銭なんてほとんど入らない。
お札は三つ折りで数枚入る。
そんな小さな財布、人気です。
それこそ世代、性別関係なくよく売れています。
小さいものだと、クレジットカードとほぼ同じサイズの物まであります。
バックに入れても、ポケット、入れても大きさが気になりません。
薄い
ズボンのポケットに入れても気にならない薄さ、スタイリッシュな見た目。
薄さで言うと、カードや小銭にを入れた状態で2cm以下というサイズです。
僕のメーカーのデザイナーの話ですが、
「如何にコンパクトにデザインするより、薄くデザインする方が大変。」との事。
財布の縦横のサイズはカードサイズが小ささの限界ですが、薄さを追求すると終わりがありません。。。
お札とカードの重なり、小銭入れの場所を計算して薄くする。
内容物が制限されるが、その中で如何に使いやすくするか計算してさらに薄く。。
シンプルな見た目と裏腹、薄い財布はメーカーの努力が詰まっています。
一体型
これは財布を財布としてではなく、もう一つの機能を持たせる事です。
例えば
財布+キーリング
財布+パスケース
財布+ポーチ
のようにプラスワンの機能がついており、
財布一つで、オールインワンに荷物をまとまるという狙いがあります。
バックが小さくなっている今の時代にあっているお財布と言えますね。
フラグメントケース
特徴ではなく、新しいジャンルになります。
フラグメントケースと言い、ここ数年でジワリジワリと人気が出てきています。
カードだけを持ち歩くような、フラットなケースにコインとお札を入れる場所を設置した新しいお財布。
キャッシュレス社会にピッタリなお財布と言えます。
新しいジャンルですが、既に海外メーカーを中心に多くの展開がみられます。
まとめ
今後の財布の行方について書いてみました。
如何だったでしょうか。
時代に合わせて新しいものを持つ。
それ自体は素晴らしい事だと思うんですが、
新しい物を考え出さなきゃいけないメーカーは必至です。
難しいところです。