皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。
GIGAスクール構想がコロナの影響から前倒しスタートとなり、タブレット教育がスタートしたご家庭も多いのではないでしょうか。
「子供一人に端末一台」が提唱されていますが、収納ケースは購入しましたか??
「タブレットケース」について考えてみます。
GIGAスクール構想とは
GIGAスクール構想は文部科学省が提唱する教育プログラムです。
すごく簡単にいうと、義務教育中の児童一人一人に学習用のPC(タブレット)と高速ネットワーク環境を整備する計画です。
日本は先進国と言われていますが、ICT教育の遅れがあると言われています。
ポイント
ICTとは【Information and Communication Technology】(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、意味は「情報通信技術」です。
経済協力開発機構(OECD)による【ICT活用調査 / ~ 2018 年調査補足資料】によると、日本は1週間のうち授業中のデジタル機器の使用時間が全科目を通して30分程度。
OECD加盟国の中で比べると最下位の結果となっています。
ただ、学校外でのデジタル機器の使用(メール・ゲーム・ネットなど)は1位の結果。
つまり日本の子供たちは、日常的にデジタル機器に触れているにも関わらず「学習」ではなく「遊び」に利用している状態です。
そんな現状を踏まえ、日本が本気になってITを教育に盛り込んできた訳ですね。
本来の計画では当初は「2023年度までに整備を行う予定」だったそうですが・・・
コロナ感染拡大による「自宅学習の必要性」から見切り発車気味に現場に拡がりました。
いつもですと、この手の施策はグダグダ(失礼)と時間がかかるイメージですが、一気に拡がりましたね。
先生方は大変でしょうけど・・・
小学校で使うタブレットは持ち帰る??
コロナ禍があったせいか、割と「受け入れられた感」があるタブレット授業。
皆様のご家庭ではどうでしょうか?
GIGAスクールの現状をまとめたプレスリリースがありましたので共有します。
調査時点(2021年7月)の支給率は約76%。すでに支給された人のうち、「子どもが学校から支給されている端末がどのようなものか知っている」と答えた人は69.1%で、その内訳は、Chromebook(Chrome OSのパソコン)が46.5%ともっとも多く、次いでiPad(32.8%)、Windowsパソコン(20.7%)でした。一方で、「支給をされたことは知っているが、何を使っているかわからない」と回答した人が約3割(30.9%)もいることがわかりました。
引用元:PR TIMES /日本エイサー株式会社
(小学生の子どもを持つ保護者1,096人へのアンケート結果)
地域により異なるとは思いますが、データを見ると支給率は70%〜超え。
ちなみに僕の地域の小学校では「ipad」が導入されてるみたいです。
羨ましい・・・笑
では、支給されたタブレット端末の持ち帰りはどうでしょうか。
こちらもプレスリリースからのデータになります。
約半数の家庭で端末の持ち帰りが発生していることが分かります。
GIGAスクール構想はスタートしたばかりです。
持ち帰りの割合はこれから大きくなるであろうと思います。
小学校で使うタブレットの大きさとは
GIGAスクール構想で導入されるOSは「Windows・Chrome OS・iPadOS」の3つになります。
各自治体により導入する端末は異なりますが、国が定めた「仕様モデル」が決められているので、ある程度同じような「スペック」の端末になります。
厳密にはOS事に条件が違うみたいですが、似たり寄ったりなので割愛します。
興味がある方は以下から確認してみてください。
GIGAスクール構想の実現標準仕様書
代表的なタブレットのスペックを「OS別」にまとめてみます。
Windows | Chrome OS | iPadOS | |
端末 (例) | acer / TravelMate Spin B3 | NEC / Chromebook Y2 | Apple / iPad(第7世代) |
上記端末サイズ(W×H×D) | 高さ:295mm、幅:215mm、 薄さ:20.99mm | 高さ:294.6mm、幅:209.6mm、薄さ:20.4mm | 高さ:250.6 mm、 幅:174.1 mm、 薄さ:7.5mm |
重さ | 約:1460g | 約:1276g | 約:483g (キーボードが無いので半分の重さ) |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB |
画面 | 11.6インチ | 11.6インチ | 10.2インチ |
大体10インチ 〜 12インチの大きさだという事が分かります。
A4の大きさが 縦:297mm × 横 210mmですので、平均してA4とほぼ同じ大きさということが分かります。
タブレットケースの選び方
スタートしたばかりのGIGAスクール構想ですが、これから本格的に運用されるであろうと考えています。
紙の教科書やノートの需要は減りタブレット(ノートPC)が中心の授業も遠くはないはずです。
最近の「ランドセル」はそれを見越して「タブレットスペース」が設けられてますからね。
時代は変わりましたね・・・
もはや「新しい文房具」とも言えるタブレット。
「持ち歩き用のケース」はどうすればいいでしょう。
小学校6年間、できるだけ長く使えるポイントをまとめてみます。
横幅23cmを基準に考える
ランドセルの内寸は年々大きく広がっており、昨今の基準は「横幅:23cm 高さ : 31cm」。
これは「A4フラットファイル」がピッタリ収まるサイズになります。
(A4フラットファイル の一般的な横幅が約23cm)
各ランドセルメーカーの内寸をチェックすれば分かりますが、上記のサイズを基準を作られてます。
横幅 | 高さ | |
セイバン | 23.5cm | 31cm |
鞄工房山本 | 23.3cm | 31cm |
土屋鞄 | 23.2cm | 31cm |
イオン | 23.5cm | 31㎝/31.5cm |
つまり、ランドセルにタブレットケースの収納を考えるなら「横幅が23cm」を基準に考えればいいでしょう。
あくまで例なので、お子様がお持ちのランドセルの内寸を確認してくださいね!!
防水・撥水素材が望ましい
タブレットケースである以上、端末を衝撃から守るクッション性は必須。
ただ、それ以上に気を使いたいのが「防水・撥水」についてです。
「タブレット」ですが、なぜかほとんどの端末に防水機能がありません。
iPadなどiPhoneとほとんど一緒なのに、防水機能が無いってなんなんでしょうね・・・
「自宅で学習後、デスクに置いてジュースをぶちまける」みたいなトラブルをやらかすと一発で死亡です。苦笑
特に取り扱うのは小学生、何が起こるか分かりません。
「防水・撥水」素材のタブレットケースを持たせてあげると安心感が違いますね。
持ち手・ショルダーベルトはついているか
例えばですが、「タブレット学習」が当たり前になり「塾」の教材がタブレットになるかもしれません。
「プログラミング教室」など持ち歩く機会はきっと増えるでしょう。
そんな時、「タブレットケース」だけで外出できたら楽ですよね。
いちいちバッグに収納するのではなく、タブレットケースをバッグとして使えれば荷物が減ってお子様も身軽です。
そう言った事を見越して、「持ち手」や「ショルダーベルト」がついているがバッグを選んであげましょう。
あくまで僕の意見ですが、使用するタブレットは大人と同じ端末なので、
ケースも大人向け(?)を選択した方が長く使えるかもしれないですね。
まとめ
小学校で使うタブレットケースについてまとめてみました。
スタートしたばがりのGIGAスクール構想ですが、後数年もすれば小学校の教育事情は大きく変わるのではないかと思います。
タブレット(ノートPC)は令和時代の文具になるのでしょうね。
2024年にはデジタル教科書が予定されたおり、ペーパーレスの日も遠くないかもしれません。
そうなるとランドセルの形も変わる・・・??
ただ、ちょっと寂しい気もしますね。^^;
参考になれば幸いです。
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