皮革製造メーカーのWEB担当 ヒロです。
キャッシュレス化が進み、ミニ財布派の人が増えています。
ただ、「必要なカードが収納できなくなった」との意見も聞きます。
普段からカードの携帯枚数が多い人は、どこにカードを収納すればスマートに持ち歩けるのでしょうか。
カードの携帯枚数は何枚が平均なのか
キャッシュレス化が進み、現金の出番は少なくなりつつあります。
それに伴い、増えてきてる決済方法が「アプリ・カード」の2つです。
「カードの枚数が増えた」と言う人も居るのではないでしょうか。
少し前の2017年のデータですが、面白いプレスリリースがあったので共有します。
ポイントカード・クレジットカード・電子マネーなど、すべて含めた個人のカードの保有枚数について聞いたところ、全体で平均20.9枚。
特に女性が多く、20~49歳の女性では約25枚に上った。
また、財布に所持している枚数は、全体で平均10.7枚。こちらも女性に特化して分析したところ、20歳以上では12枚以上のカードを財布の中に所持していることがわかった。
データよると保有してるカードの枚数は20枚前後、財布に携帯しているカードは10枚前後となっています。
男性より女性の方が、保有&携帯カードの枚数が多くなっています。
カードの枚数が多い人に適した携帯方法とは
ここで言う、「多めのカード枚数」は15枚以上とします。
ポイント
※一般的な「ラウンドファスナー長財布」の作りはカードポケット数が「12箇所」(片側6×2 )+ 「フリーポケット」となっているデザインが多く。
最大で12~15枚のカードが収納できる作りのデザインが多いです。
では、「15枚以上カード」を携帯しようと思った時、なにに入れるのがいいのでしょう。
- 財布にまとめて収納する
- 財布とは別のカードケースに収納する
それぞれを解説します。
財布にまとめて収納する
15枚以上のカードを一般的な長財布に収納する場合、「カードポケットが足りない」のでカードを重ねるしかありません。
ただ、カードポケットに複数枚のカードを入れていると革が伸びて緩くなってしまいます。
また、どうしても気になるのが財布の厚みです。
財布は、ある程度の最大容量を想定してデザインされます。
それ以上を詰め込むと、ボコついたりパンパンになったりして見た目が最悪です。
カードに限らずですが、財布に中身を詰めすぎると寿命が縮まるのでやめましょう。
財布とは別のカードケースに収納する
財布に入りきらないカードを別で持つ方法です。
出番のない少ない「ポイントカード」や「診察券」などは、カードケースにまとめておいた方がスマートですね。
ただ、「持ち歩くのが面倒くさい」と言うデメリットがあります。
また、財布に比べると必要性が欠ける為、忘れる可能性も大きいです。
必要なときにカードを忘れる・・・なんて事も起こりそうです。
「カードポケット」の向きに注目してみよう
カードをたくさん持ち歩きたいのなら、「カードポケット」の向きに注目してみましょう。
「長財布の例」で話を進めますが、一般的に長財布の横幅は17~20cmになります。
これは1万円札の横幅(16cm)に合わせた作りだからです。
同様にポケットのサイズですが、クレジットカードのサイズから算出されます。
ポイント
クレジットカードのサイズは規格で決まっており、世界共通のもの。
国際規格「ISO/IEC7810」のうち、「ID-1」が適用されています。
サイズは縦53.98mm、横85.60mm、厚み0.76mmになります。
つまり「横幅8.5cm×縦幅5.3cm」のカードを上手に収納する必要があります。
上の写真を見てみましょう。カードポケットは「横並び」になります。
横幅は19cmになり、カードを横に並ベて8cm×2=16cm。
2枚が限界になります。
これが「縦向き収納」になったらどうでしょう。
ざっくりとした計算ですが、横幅19cmのお財布に5cmのカードが3枚並びます。
極端な例えですが、カードの向き一つで収納量が大きく変わります。
収納を重視するならカードの向きは縦向き
注目するのは、「カードの向き」です。
財布にカードを収納すると重なる部分が出でくるのがわかります。
当然カードの重なりが増えれば、厚みが増します。
「収納できたけど、分厚くなってしまい使い物にならない・・・」
これでは本末転倒です。
財布の面積を上手に使おうと思った時、カードは縦収納です。
こちらのRUBATO&Co.(ルバートアンドコー)の長財布。
クラウドファンディングサイト「マクアケ」の財布部門で、歴代最高の売り上げを達成したお財布です。
カードが縦に・・・というより「カードが立つ」お財布。
カード20枚が収納できますが、厚さは2cmをキープします。
サイズが「幅18.0x高さ9.5x厚み2.0cm」と、かなりコンパクト。
長財布であるのに横幅が18cmとギリギリのクリアランスです。
長財布なのに「小さい」って魅力的ですね。
一般販売後も勢いは止まらず、「予約→完売」を繰り返してます。
モール(楽天やAmazon)での販売は行っておらず、自社ECのみで販売。
ブランディングが上手です。
インナーカードケースでポケットを追加するのもあり
財布にカードポケットが足りない場合、「インナーカードケース」を使用するのもありでしょう。
薄い作りながらカードをまとまるので、枚数が多い人でも財布の中が整理整頓。
財布に入れず、そのままバッグに入れるのありですね。
個人的に数枚のカードなら、カードケースを持ち歩くより便利なアイテムではないかと思います。
幾つかアイテムをピックアップします。
Hallelujah(ハレルヤ)
シンプルな縦向きカードケースです。
カードの上半分が見え、判別しやすい作りが特徴。
10枚カードが横一列に並びます。
ハレルヤの長財布「SMARTY-スマーティ」の別体パーツに近い位置付けですが、同様のサイズの長財布なら収納可能でしょう。
- スマーティ:幅19.5 × 高さ10.0 × 厚み1.8(cm)
- カードケース:幅17.8 x 高さ6.5 × 厚み0.7(cm)
色展開が豊富で、エイジングを楽しめる素材が特徴です。
BLUE SINCERE(ブルーシンシア)
こちらはカードが横向きで9枚収納できるインナーカードケース。
カードを入れる向きが、3方向と中々トリッキーなデザインです。
面白いのが真ん中のスペースが開くようになっており、レシートやお札を挟める作りになっています。
小銭は入りませんが、これだけで財布みたいに使うことも可能。
最近流行の「フラグメントケース」に近い作りです。
AGILITY(アジリティ)
片側5枚、計10枚のカードが収納できます。
特徴は「斜め切り」のポケットで、上手にカードの重なりを減らし厚みを抑えています。
幅16.5 × 高さ9.0 × 厚み0.3(cm)とコンパクトな作りです。
このサイズ感なら様々な長財布に収納できそうですね。
まとめ
カード枚数が多い人の携帯方法についてまとめてみました。
「インナーカードケース」にまとめて財布に収納すれば、「規定量+a」の枚数が携帯できます。
ただ本文中に書いたように詰め過ぎは、財布の寿命が縮まるのでやめましょう。
ミニ財布が流行してますが、意外なことに長財布のシェアは50%近くあります。
減少の一途をたどる長財布ですが、一定の層には絶対的な形のようです。
参考になれば幸いです。